公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA) カテゴリー:教育
SVAの使命
私たちは、地球上の貧困や戦争、内紛、環境破壊、災害などによって苦しむ人々のそばに立ち、苦しみを分かち合い、その人々と共に解決のための活動を行います。
特に、アジアにおける教育・文化活動を通じて「共に生き、共に学ぶ」ことができる、シャンティ(平和)な社会の実現をはかります。
代表者名 | 関 尚士 |
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所在地 | 〒1600015 東京都新宿区大京町31慈母会館2・3階 |
TEL | 03-5360-1233 |
FAX | 03-5360-1220 |
URL | |
Facebookページ | |
活動概要 |
1981年、タイのカンボジア難民キャンプで活動をスタートし、現在はタイ、ラオス、カンボジア、アフガニスタン、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプに事務所をおき、子どもの教育、文化の支援活動に取り組んでいるNGOです。図書館活動を柱とし、学校建設、奨学金事業、学生寮の活動をしています。また、国内外の災害救援、復興支援活動も行っています。現在は、タイ洪水支援、東日本大震災被災者支援として、宮城県に気仙沼事務所を、岩手県に遠野事務所を開設し活動を継続しています。 運営や活動は、会員やサポーターの皆さんに支えられています。 絵本を届ける運動、フェアトレード商品の販売、リサイクル活動など、身近で日々の生活の中で取り組めるさまざまなプログラムを紹介しています。 |
関 尚士
カンボジアから逃れてきた難民を救いたい、その一心でキャンプに飛び込んで行った若者たちの存在が、SVAの事始めでした。困難と挫折を重ねながら、すべきことは何なのかを問うてきたボランティアたちは、それが一方から与えていく施しの行為にはなく、人々に寄り添い共に考えていく中で見出されていくものであることに気づかされていきます。伝統舞踊や陶芸の教室、母国語による書籍の出版、移動図書館車といった活動は、こうして誕生していったのです。そしてそれらの取り組みを通じて、私たちは自身にも代えがたい学びの機会が与えられていくことに気づかされていきます。人としての尊厳、人の暮らしにあるべき人と人とのかかわりの形、人間形成において果たすべき教育の役割。苦難の中にある彼らと向き合う中で、私たちの足元に広がる問題や矛盾にも、一筋の光が当てられていきました。
共に生き、共に学ぶ。その基本姿勢は、すべての国の、すべての取り組みにおいて変わることなく貫かれてきたものです。それは、海外の活動現場に関わってきたスタッフのみならず、これまでSVAを支えてきた多くの人々の間でも分かち合われる価値となっていきました。「困難な時代に学べたことのありがたさを思い出します。一人でも多くの子どもたちに学ぶことの素晴らしさを伝えてあげたい」とメッセージ添えて募金を寄せていただく年金暮らしの女性。ラオスの子どもに届ける絵本づくりを通して絵本が持つ魅力を思い出し、娘にも読み聞かせをしてあげたいと語る企業勤めのお父さん。タイの農村でのホームステイ経験がきっかけとなって、引きこもりの生活に終止符を打ち、今は人と人のつながりを考えながらNGO職員として差別と格差社会の解決に取り組みはじめた若者。私たちSVAが目指してきた社会、すべての人間の尊厳が保たれ、互いの違いを多様性として称え合うことができる社会の実現には、そうした気づきと思いやりを持ち、行動していく市民の存在を無くして築くことはできないのです。
30年の大きな節目を迎えるにあたり、SVAはこれからも機会を必要とする子どもたちに手を差し伸べ続けていくことを誓います。そして困難な状況におかれる人々と、私たちの取り組みに共感し、地域から発信していく人々とともに、「共に生き、共に学ぶ」社会の実現に向けた行動に取り組み続けてまいります。
共に生き、共に学ぶ。その基本姿勢は、すべての国の、すべての取り組みにおいて変わることなく貫かれてきたものです。それは、海外の活動現場に関わってきたスタッフのみならず、これまでSVAを支えてきた多くの人々の間でも分かち合われる価値となっていきました。「困難な時代に学べたことのありがたさを思い出します。一人でも多くの子どもたちに学ぶことの素晴らしさを伝えてあげたい」とメッセージ添えて募金を寄せていただく年金暮らしの女性。ラオスの子どもに届ける絵本づくりを通して絵本が持つ魅力を思い出し、娘にも読み聞かせをしてあげたいと語る企業勤めのお父さん。タイの農村でのホームステイ経験がきっかけとなって、引きこもりの生活に終止符を打ち、今は人と人のつながりを考えながらNGO職員として差別と格差社会の解決に取り組みはじめた若者。私たちSVAが目指してきた社会、すべての人間の尊厳が保たれ、互いの違いを多様性として称え合うことができる社会の実現には、そうした気づきと思いやりを持ち、行動していく市民の存在を無くして築くことはできないのです。
30年の大きな節目を迎えるにあたり、SVAはこれからも機会を必要とする子どもたちに手を差し伸べ続けていくことを誓います。そして困難な状況におかれる人々と、私たちの取り組みに共感し、地域から発信していく人々とともに、「共に生き、共に学ぶ」社会の実現に向けた行動に取り組み続けてまいります。